“ロレッタの世界”ちょっとのぞいてみませんか?

ロレッタの世界観

ロレッタの世界観

ロレッタの製品はイラストもこだわりのひとつです。
ロレッタによる日常がパッケージに表現されてます。
それはみなさんが子供のときに思い描いていた大人の世界。
誰もが抱いた楽しい大人の世界は、まさに心の中にある“自分自身”です。

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セッション 01

ある朝目覚めると、ロレッタは
“ぽっかり”と心に穴が空いているのに気づきました。
どうしたのでしょう。
悲しくはないのだけれど、
お気に入りの香水を使い果たしてしまったような気分です。

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セッション 02

仲良しの友達とあそんだり、
おしゃれをしてでかけたり、
好きな音楽を聞いたり、
ロレッタは楽しい毎日を送っています。
けれども、なぜか“心のぽっかり”は続いています。

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セッション 03

ある日。
いつもの友達と森を散歩していると、
扉を見つけました。
このあいだ同じ場所を通ったときには、
なかったものです。
「どこへ続いているんだろう?」
「開けてみようか?」
ロレッタたちは、扉に手をかけました。

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セッション 04

くるくるくるくる。
わーーーーーーー。
自由で混沌とした世界を、回りながら運ばれていきます。
どこへ行くのでしょう。
不思議とこわくありません。

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セッション 05

たどり着いた先はクケリという
かいじゅうたちが暮らしている世界でした。
突然現れたロレッタたちに、クケリたちは驚きましたが、
怪しいものではないということがわかると、
しだいに仲良くなって、
一緒にあそびはじめました。

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セッション 06

あそび疲れたころ、仲良くなった
クケリたちが
ロレッタたちをおやつの時間に招待してくれました。
お部屋のなかは、うっとりする香りが
漂っています。
「この近くにある、ばらの谷には
 自分のために咲いているばらの花が
1本だけあるんだよ」と
小さなクケリが
自分のばらをさしながら
おしえてくれました。

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セッション 07

「わたしたちも、“自分のためのばら”を探しに行こうよ!」
ロレッタたちは、ばらの谷へ向かいました。
ロレッタたちは何日も通い続けて
“自分のためのばら”を探しつづけました。

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セッション 08

探し続けたある日、ロレッタたちはとうとう
“自分のためのばら”に
めぐり会えたのです。
「あった!」
「これだ!!」
「・・・・・・・!!!」

“自分のためのばら”を手にしたロレッタは、
自分の気持ちが満ちていくのを感じました。
そのとき、大きな木に扉があらわれました。
ロレッタたちが帰るときがきたのです。

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セッション 09

「ありがとう。また、あそびに来るね」
クケリのみんなに別れのあいさつを
したあと、
ロレッタたちはふたたび扉を開けました。
戻ってきたいつもの森は、
しんと静まりかえっていますが、
朝の光に輝いて、どこか違った景色に見えます。
「おなかすいたね。おうちへ帰ろう」
ロレッタたちが手にしたばらからは、
うっとりする香りが漂っていました。

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セッション 10

もう“心のぽっかり”は見当たりません。
愛しい毎日の繰り返しがはじまりました。

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Illustration by hideatsu morimoto

各製品のパッケージイラストや絵本を、
イラストレーターの森本ひであつさんに
手がけていただきました。

森本ひであつ

2001年~ 作家活動を開始
2002~2010年 井の頭公園にて葉書きを販売
2007年 パリGALERIE SIMONE にて3人展
2009年~ スタイリング剤Lorettaのパッケージイラストを担当
2009/2014年に日本パッケージングコンテスト入賞
2010年 吉祥寺アトレ オープン時のビジュアル担当
2017年 吉祥寺ユニクロ ディスプレイ制作
2007~2018年 井の頭100祭にてライブペイント、参加型アート作品を企画、制作
2017年 ほぼ日TOBICHIⅡにて「井の頭公園、飛び地」展
2018年 リキテックス パートナーシップ提携
2018年 文房堂ギャラリー 3人展
2019年 三鷹の森フェスティバル出展